実印?認印?シャチハタ?履歴書印鑑欄の押し方
最近の履歴書には押印欄が見つからず、押さなくてもいいの?と思った方もいらっしゃると思います。これは、平成9年に押印見直しガイドラインというものが作られ、履歴書の押印が廃止されたことによります。現在では、ほとんどの履歴書に押印欄がありませんが、古いフォーマットのように押印欄がある場合は、下記の点に注意してきれいに印鑑を押しましょう。
印鑑は最初に押す
印鑑は履歴書が完成して最後に押すものと考える方は多いと思います。せっかく頑張って履歴書を書いて、最後の押印を失敗すると悲しいですよね。それに、ちょっとくらいうまくハンコを押せていなくても、また最初から書き直すのは大変だからこれでいいやと目をつぶってしまうこともあると思います。でも、そんな気の緩みで採用されなかったら悲しいですね。そのため、印鑑は履歴書を書く前に、最初に押すことをお勧めします。そうすれば、失敗しても新しい履歴書に押せばわざわざ書き直す必要もなく、納得がいく押印ができます。失敗したときの二度押しは厳禁です。用紙がもったいなくても必ず新しいものに押し直しましょう。
印鑑の種類
履歴書など正式な書類にスタンプ形式の印鑑であるシャチハタ(印鑑の中にインクが入っていて、朱肉が必要ないもの)やゴム印を使ってはいけません。また、稀に実印を使用する方もおりますが、既成品でよいので必ず三文判や認印で、朱肉を使って押しましょう。
印鑑の押し方
- 押印欄の下に捺印マットを敷きましょう。捺印マットが無い場合は、ティッシュペーペーを2枚重ねで四つ折りにして敷きましょう。
- ティッシュで印面を軽く拭き、前回使ったときの朱肉の残りや印面のゴミを取ります。
- 朱肉を付けます。朱肉がうまく付いていないとかすれてしまったり、逆に付けすぎるとにじんでしまったりと、朱肉の付け方は印鑑をうまく押すための重要なポイントになります。朱肉に印鑑を押し付けず、全体にまんべんなく朱肉が付くよう、印鑑の重みでぐるっと回します。
- 印面の方向を確認し、まっすぐ印鑑を押します。このとき、左手の親指で印鑑が動かないように支えてあげるとまっすぐ押しやすくなります。
- 両手で印鑑を上から押さえ、「の」の字を書くように重心を移動させて押すと、ムラなくうつります。
- 押し終わったら、ティッシュで朱肉をやさしく拭き取り、印鑑をしまいます。
- 朱肉が乾くまで、履歴書を重ねたり、すったりしないよう気をつけて保管しましょう。朱肉はシャチハタに比べて乾くのに時間がかかるものがあるため、注意が必要です。
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