消せるボールペンは履歴書に使用してもよい？

手書きで履歴書を作成する際、失敗したらどうしようと考えるのはごく一般的な心配でしょう。特に履歴書は書類の中でも記載ルールや記入箇所も多いため、細心の注意を払ってもミスは出てしまうものです。ただし、履歴書は失敗したら修正液などで修正せずに書き換える必要があります。

頑張って書いたのにも関わらず、再度書きなおすのは大変だと感じて、最初から消すことができるボールペンを使用して履歴書を作成しようと考える方が増えているようですが、履歴書作成時のマナーとして消せるボールペンは使用してもよいのでしょうか。

一般的になってきた消せるボールペン

企業の人が一番初めに目にすることとなる履歴書の記入は、慣れていない上間違えてはいけないと緊張する人も多いと思います。どことなく力が入り全て記入が終わる頃には疲れてしまうのではないでしょうか。近年では消せるボールペンというのが話題となり、太さやカラーの種類も増えていくことと思います。

温度変化により無色となるインクを利用することで、消した摩擦熱によりインクが無色となり文字が消えます。何度でも繰り返し書くことや消すことができ、消しゴムのように消しカスが出ないのが特徴です。

履歴書の記入には主にボールペンや万年筆が利用されています。もし間違えてしまっても、消せるボールペンでしたら綺麗に消してしっかり描くことができます。履歴書の記入の際にはとても適しているように思えます。

しかし、基本的には公的書類に鉛筆やシャープペンシル、消せるボールペンなど文字が消えてしまう筆記用具は使用してはいけません。消せるボールペンは鉛筆やシャープペンシルとは違うと認識する人もいることでしょう。

消せるボールペンは一定の温度が加わることで文字消えるので、車中など炎天下の中やストーブの近くなど、思わぬところで文字が消えてしまう恐れがあります。

また、水性ボールペンも水に濡れてしまうと、インクが滲み文字が消えてしまいます。日常使用するにはとても便利な消せるボールペンでありますが、履歴書を記入する際には油性ボールペンや万年筆を使用した方が良いと思います。