履歴書の書き方

アルバイト、就職・転職活動で必要になる履歴書。合否を大きく左右する書類なので、作成時にはミスをせず、完璧な書類として提出したいですよね。履歴書ガイドでは履歴書の選び方から書き方・出し方などの就職活動や転職活動に役立つコンテンツをご用意しております。

作成する履歴書テンプレートの選び方

履歴書作成に必要なアイテムの選び方に関してご紹介します。履歴書テンプレートの選び方ですが、大きく分けて「手書き」か「パソコンで作成(データ)」か選択する必要があります。

手書きで履歴書を作成する場合

手書きであれば使用する履歴書の用紙サイズや書式・様式、筆記用具などについて正しく選定しましょう。特に履歴書の用紙サイズは重要で、大きさによって記述項目数や枠の大きさが変わるため、必要に応じて大きさを選定する必要があります。

A判(A4/A3)B判(B5/B4)等の用紙サイズ

履歴書にはA判とB判があります。企業で一般的に管理する書類はA判が多いため、特に指定がない場合はA判のA4またはA3のタイプのものを使用しましょう。

ボールペン,鉛筆,シャーペン,マジック,消せるボールペン等の筆記用具

鉛筆やシャープペンシル、マジックは履歴書に使用する筆記用具としては不適です。ボールペンや万年筆を使うようにしましょう。ただし、消せるボールペンは使わないようにしましょう。オススメはゲルインクボールペンです。

0.5mm,0.7mm等のボールペンの太さ

ボールペンには太さも色々とあり、0.38mm・0.5mm・0.7mm・1.0mmなどがあり、用途に合わせて選ぶ必要があります。履歴書を書く際にオススメなのは0.5mmの細字、0.7mmの中字です。

油性・水性

ボールペンには油性・水性があります。水性ボールペンは軽い筆圧で滑らかに書くことができますが、滲みやすい特徴があります。履歴書には耐水性と速乾性に優れた油性ボールペンがオススメです。

ボールペンの途中変更

履歴書を書いている途中でボールペンが出なくなってしまうことがありますが、その際はボールペンだけを変えると文字の太さや色が途中から変わってしまいます。面倒ですが、履歴書も変えて全て書き直すようにしたほうがよいでしょう。

書き損じ予防

インクが固まってしまったり、インクに空気が入ったり、先端のボールが回転しなくなることでインクがかすれたり、ボールペンのインクが乾かないうちにこすったりすることで履歴書が汚れてしまうことがあるので注意が必要です。

修正液・修正テープ

履歴書を書いているときに間違えてしまっても修正液や修正テープ、砂消しゴムを使うのはNGです。誤字や脱字などの書き損じが発生してしまった履歴書を変え、書き直すようにしましょう。

ExcelやWordなどパソコンで履歴書を作成する場合

最近ではパソコンを使用して作成する履歴書も増えていますが、データ形式にする際は拡張子やフォーマットについて注意が必要です。

アルバイト・パート・新卒・転職に使える履歴書の書き方

履歴書の書き方に関してご紹介します。履歴書の書き方では大きく分けて「基本情報欄」「経歴情報欄」「アピール欄」「その他記入欄」「履歴書以外の必要書類」の文章作成が必要となります。

履歴書の基本情報欄の書き方

基本情報欄は名前や生年月日などのA3履歴書でいえば左上に該当する部分です。印鑑や写真、電話番号やメールアドレスなどの記入も必要となります。

日付欄:西暦・和暦、記入日・提出日

日付欄には一般的には和暦が多く使われていますが、外資系の企業などでは西暦を使うことが望ましいです。また、日付は記入日ではなく提出日を書くようにしましょう。郵送の場合は投函日を書きます。

写真:撮り方と男性・女性の身だしなみ

履歴書の写真は男性の場合、スーツの色は黒や紺、ボタンダウンではない白いシャツでネクタイはあまり派手にならないようにしましょう。女性は濃い色のジャケットにカットソーでも問題ありません。アクセサリー類の着用は避け、濃すぎず、薄すぎない適切なメイクを心がけましょう。写真は3ヶ月以内、裏面に名前を書いてから履歴書に貼ります。

印鑑欄の押し方:実印・認印・シャチハタ

印鑑欄がない履歴書には押印する必要はありません。古いフォーマットの履歴書には印鑑欄がありますが、最初に押すようにしましょう。履歴書をキレイに書いた後に押印を失敗してしまうと書き直す必要がありますので、最初に印鑑を押すのがオススメです。

氏名・住所・連絡先(電話番号・メールアドレス)

氏名は戸籍に登録されている漢字でふりがなを平仮名またはカタカナできちんと書きましょう。住所は都道府県から丁目・番地・号・建物名・部屋番号まで全て記入します。ふりがなは漢字部分までで丁目などは必要ありません。郵便番号も忘れずに書きましょう。電話番号は市外局番からきちんと書きます。携帯電話のみでも構いません。メールアドレスは小文字のLと1のようにわかりにくい文字をきちんと区別して書きましょう。

履歴書の経歴情報欄の書き方

経歴情報欄は学歴や職歴でA3の履歴書でいえば左下の部分に該当します。学歴は在学中の場合や学校名が変更した場合など、職歴は昇進した場合や異動になった場合など、個別の状況に応じて書き方に注意しましょう。

学歴欄:中学生・高校生・大学生・年号

在学中(卒業・修了見込み)
浪人/予備校生/フリーター/ニート期間
中高一貫校
学校名変更
留学・休学期間
中途退学・中退
転校・学部変更

職歴欄:退職理由・契約・派遣社員

在職中(退職日未定・決定済み)
倒産・会社名変更
副業・Wワーク
人事異動・出向
業務委託
昇格・役職

履歴書のアピール欄の書き方

アピール欄は志望動機や免許・資格などについてでA3の履歴書では右上部分に該当します。賞罰の有無や自己PRなどについて、正しい書き方できちんと記入しましょう。

賞罰欄:あり・なし

免許・資格欄

普通自動車第一種(中型正式名称・MT・AT限定運転)
原付(正式名称:原動機付自転車)
普通自動二輪車(中型バイク)
医師免許
教員免許(一種・二種・専修)
調理師免許
美容師・理容師免許:メイク・ネイル
弁護士資格(司法修習生・登録後)
保育士資格・幼稚園教員免許
日商・全商簿記検定正式名称1・2・3級
漢検正式名称(準)1・2・3級
中国語検定正式名称(準)1・2・3級
英検正式名称(準)1・2・3級
TOEIC:スコア・点数・有効期限
TOEFL:スコア・点数(PBT/iBT/ITP)
MOS:正式名称 スペシャリスト・エキスパート・マスター

志望動機欄

自己PR欄:強み・弱み/特徴・特技

趣味・特技欄

履歴書のその他記入欄の書き方

その他記入欄は通勤時間や扶養家族などでA3の履歴書であれば右下に該当します。記入方法が決まっているため、ルールに則った書き方で正しく記入する必要があります。

本人希望記入欄

通勤時間欄:0時間・1時間

扶養家族欄:配偶者・扶養家族

健康状態欄:既往症・持病・良好

履歴書以外の必要書類の書き方

履歴書以外の必要書類は送付状や封筒、創作経験のある方はポートフォリオなどが必要となります。履歴書ではないからといって適当に用意するのではなく、書き方のマナーを守った上で作成するようしましょう。

送付状・添え状:手書き・パソコン履歴書

封筒:宛名・住所・名前

ポートフォリオ:提出作品

英文履歴書:英語で作成する書類

履歴書の出し方

履歴書の出し方や提出方法・注意点をご紹介します。履歴書の提出方法としては大きく分けて「郵送」と「手渡し」の2種類があります。

郵送で履歴書を提出する

郵送の場合は封筒に記述する内容や履歴書や送付状を入れる順番、折る必要があれば折り方に注意が必要です。

企業の採用担当者が封筒を開けた際に違和感のない、マナーを守った履歴書の郵送手順をきちんと守る必要があります。

履歴書の折り方:二つ折り・三つ折り・四つ折り

履歴書を封筒に入れるための折り方ですが、A4サイズにするために二つ折りにするのが主流です。定型郵便である洋形4号や長形3号の封筒の場合は履歴書を三つ折りしないといけないこともありますが、出来るだけ折る回数は少なくし、折り目を付けないようにしましょう。

封筒への履歴書・送付状の入れ方:向き・順番

封筒の表面(宛名書きをした面)と履歴書の表面(写真が貼られている面)を揃えて入れます。書類はクリアファイルに入れ、順番は送付状、履歴書、職務経歴書で表裏を揃えます。

封筒への糊付け:シール・セロテープ

封筒への糊付けですが、レターセットなどについているシールやセロハンテープはNGです。封を綴じる際は液体やスティックタイプの固形の糊を使用するようにしましょう。糊付けの際は糊の量に注意し、封筒が汚れないようにしましょう。

郵送方法

履歴書を郵送する際の方法ですが、間に合うのであれば普通郵便でも問題ありません。間に合わない場合は速達を使うようにしましょう。また、簡易書留を使用すれば引受から配達まで記録されるため、提出先の企業に届いたか確認することができます。

面接で履歴書を持参して手渡しで提出する

手渡しの場合は渡し方はもちろんのこと、封筒をどのように取り扱うかなどについて知っておくことで面接の際にスマートに対応することが可能です。

頑張って書いた履歴書も提出方法でマイナス印象を与えてしまっては元も子もありません。正しい知識を身につけて、好印象を与えられる提出作法を身につけましょう。

■免責事項
当サイトは、書類の書き方に関して管理人の経験・調査に基づいた情報を掲載しています。全てのページにおける記載内容について発生した事案については利用者の自己責任となり、当サイトのご利用による損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。