履歴書における経歴情報欄の書き方

履歴書の中でも非常によく見られ、重要な箇所が経歴情報欄です。応募者がどのような学校に通い、どのような企業で働いていたか知ることで、知識やスキルを想定し、面接でそれらを確認されることが多いのではないでしょうか。ここでは重要な項目である経歴情報欄について学歴・職歴それぞれの書き方や注意点をご紹介します。

学歴欄

履歴書における学歴欄の書き方をご紹介。学歴欄は省略せずに正式名称を記載しましょう。最終学歴の一つ前から書く場合が一般的ですが、小学校や中学校を書く場合は卒業のみ記載します。また、高等学校を高校と記載しないように注意しましょう。大学や大学院、短大、高専、専門学校などは学部や学科などの専攻と研究室やゼミなどがわかるように記載しましょう。

在学中

在学中に履歴書を書くパターンは2つあります。1つは在学中にアルバイトの面接を受ける場合ですが、学生のうちのアルバイトなので「○○大学在学中」と書きます。もう1つは、在学中の就職活動の場合です。

近年では新卒の就職活動の時期が早まり、大学3年次の後半〜4年次にスタートすることが一般的です。この場合は、卒業後の就職先に提出するものなので、「卒業見込み」と記入しましょう。在学中のページで詳しくご説明します。

空白期間

志望大学の受験や、志望する企業への就職のために浪人することは、今の時代珍しくありません。また、就職活動が上手くいかずフリーターや特別な事情によりニートの時期がある場合、一般的にマイナスに捉えられかねられない経歴の書き方についてお悩みの方は多いと思います。

浪人・予備校生・フリーター・ニート期間では、履歴書に書きづらい空白期間を、採用担当者にマイナスの印象を与えることなく、適切に伝えることができるような書き方をご紹介します。

学校名表記

時代とともに、校名を変更 する学校も少なくありません。近年の少子化により学校を統合した場合、男女共学化や経営する学校法人が変更になった場合、学科を変更・新設した場合など、様々な理由で全国各地の学校名が変更されています。

在学中、または、卒業後に校名が変更になった場合、履歴書の学歴欄はどのように書くのでしょうか。また、近年人気のある中高一貫校は、通常の学校名と書き方が異なります。それぞれの書き方の注意点についてまとめています。

在籍変更

長い学生生活の間には、様々な事情により通う学校が変わることが多くあります。特に、高校生までは両親の仕事など家庭の事情により転校・学部変更をする学生が多くいます。また、最近では国際化が進み、留学・休学をする学生が非常に増えています。前述のような在籍校の変更だけでなく、やむを得ず中途退学をしているの場合も含め、それぞれの書き方についてご紹介します。

職歴欄

履歴書における職歴欄の書き方をご紹介。会社名は省略せず、可能であれば業種や社員数、職務内容を簡潔に記載しましょう。また、正社員以外の契約社員などの場合は雇用形態も記載し、派遣社員の場合は派遣元と派遣先を可能な範囲で記載しましょう。一般的な退職の理由は「一身上の都合により退職」です。

在職中

自身のスキルアップや異業種への挑戦のため、または、現在の職場での不満や疲れなどから転職を考える機会は多くの方が経験するのではないでしょうか。その場合、フリーターやニートのような空白期間を作らないため、在職中に転職活動を行うことが一般的です。職歴欄は、時系列に会社の正式名称を記入します。その際、職務内容を簡潔に添えるとより効果的でしょう。

肩書変更

転職前の会社での昇進や役職は、あなたのスキルやレベルをアピールする上で有利なポイントとなります。具体的な職務内容を話しても、どの程度あなたが仕事ができるのか採用担当者に理解してもらうことはなかなか難しいでしょう。

しかし、肩書きや役職があれば、あなたがその会社で評価されていたことが客観的に伝わります。また、人事異動・出向の経験がある方は、幅広い業務を担当しスキルアップできた経験など、プラスの印象を与えられる表現で書きましょう。

会社名表記

企業を取り巻く環境は日々変化しており、事業拡大をし他社を買収する会社、経営不振により吸収合併される会社、あるいは倒産する会社も出てきます。このような理由で自分が勤めている、または勤めていた会社の名称が変更になった場合、履歴書にはどのように表記すればよいのでしょうか。倒産・会社名変更の場合の、職歴欄の書き方をご紹介します。

非正規雇用

日中の仕事の他に副業やWワークをしていたり、個人的に業務委託を請け負っている場合の職歴の書き方をご説明いたします。副業は禁止されている会社の方が一般的には多く、副業による仕事への支障、時間的制約などが懸念される場合がありますので、転職活動に不利にならないよう、記入には注意が必要です。

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