婚姻届を書き間違えたら?よくある間違い・記入ミスとその訂正方法

婚姻届には、普段書くことがないような本籍や正しい住所などを記入するため、書き損じ・書き間違えがよく起こります。書き損じた場合は修正ペンなどで消してはなりません。間違った箇所に二重線を引き、欄の余白に正しい内容を書き、訂正印を押します。役所の人が直すことができるように、捨印も押しておきます。できる限りミスをなくすために、婚姻届のコピーをとって練習しておくとよいです。また、提出日よりも前に、役所で婚姻届に不備がないか確認してもらうと安心でしょう。

書き損じたときの訂正方法

婚姻届には、普段書くことがないような本籍や、省略していない住所などを記入することになります。間違いや書き損じが起こることは十分に考えられることです。すでに証人欄も記入してもらい、今更新しく婚姻届を書き直すことは難しいという場合は、落ち着いて訂正を行いましょう。

まずは、間違って書いた部分を二重線で消します。そして、その欄の余白に正しい内容を書き、届出人欄と同じ印を欄外の左側に押しましょう。訂正に利用する印のことを訂正印といいます。これとは別に、役所の人が間違いを直すことができるように、欄外に捨印を押しておきます。決して修正ペンや修正テープで消してはなりません。修正ペンなどを使うと、再提出になります。

よくある間違い

婚姻届でよくある間違いは、まず住所です。戸籍に掲載されているものと同じように書く必要があるので、よく確認しておきましょう。氏名についても、旧姓で書くところと現在の姓で書くところを混乱してしまうことがあるので気をつけましょう。印鑑を使い慣れていなくて、うまく押すことができないということもよくある話です。まずは別紙に数回押してみて、慣れたところで押印するとよいでしょう。

婚姻届を提出する当人でなくても、両親や証人による書き損じもよくあります。どうしても一から書き直さなくてはならないときのために、婚姻届をあらかじめ複数枚準備しておくと安心です。また、記入の仕方がよくわからないところは、役所に持っていったときに確認して記入するとよいでしょう。

清書する前に練習しよう

婚姻届は役所に行くと無料でもらうことができます。予備も含めて一度に2枚もらうことができますが、何度も間違ってしまう可能性も考えて、数枚コピーをとっておきましょう。コピーした用紙で記入の練習を行い、自分用の記入の見本を作ってから清書すると失敗を防ぐことができます。

特に、証人欄に記入してもらってからミスをした場合、再び証人に記入をお願いすることは難しい場合があります。基本的に、証人に書いてもらったらその用紙を提出することになるので、証人に書いてもらう前に、自分たちは正しく記入できているか、誤字脱字がないかしっかりとチェックしましょう。完璧に記入できていると思えたら証人に署名押印、そして念のために捨印をもらいましょう。

提出前に役所でチェックを受けておくと安心

婚姻届を提出する日は、結婚記念日にしたいという希望日でもあるので、書類の不備で提出ができないとなると大変です。提出希望日よりも前に、役所に持って行って不備がないかどうか確認してもらうと安心です。役所であらかじめチェックしてもらい、書き損じなどの直さなければならない箇所や、記入の仕方がよくわからなかった箇所についても教えてもらいましょう。

事前にチェックしておいてもらうと、実際に提出したあとの審査や受理もスムーズです。審査の段階で不備が発覚すると、場合によってはもう一度役所に出向かなくてはなりません。事前に役所でみてもらうことで、何度も役所に行かなくて済みます。また、審査も不安なく受けることができるでしょう。

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