夫婦情報欄の書き方:夫婦の氏/新しい本籍/同居開始日/初婚・再婚/世帯の主な仕事と夫妻の職業

婚姻後の夫婦の姓を決定することは、戸籍筆頭者を決定することです。夫の姓を名乗る場合、夫が戸籍筆頭者になります。本籍地は好きな場所を選ぶことができます。同居を始めたときの欄は、結婚式を挙げた日もしくは同居開始日のいずれか早い方を選んで記入します。同居前のそれぞれの世帯の主な仕事は必ずチェックし、国勢調査の年度に婚姻届を提出するときは夫婦の職業を記入します。初婚・再婚の別について正確にチェックし、再婚の場合は離別・死別時の日付を記入します。

婚姻後の夫婦の氏・新しい本籍

婚姻届には、結婚後は夫婦どちらの姓を名乗るのかをチェックする項目があります。姓を決定することは筆頭者を決めることでもあります。夫の姓を名乗ると、夫婦の戸籍において夫が筆頭者になります。妻の姓を名乗る場合は妻が筆頭者になります。現在の法律では、夫婦別姓は認められていないので、婚姻届を提出する前にふたりでよく相談して姓を決めましょう。

夫婦の新しい戸籍において、実は、本籍地は全国どこでも好きなところを選ぶことができます。ふたりにとって思い出の場所でも、きっと住むことはないと思われる場所でも本籍地にしてかまいません。ただし、戸籍謄(抄)本が必要なときは、本籍地のある役所から取り寄せなくてはならないので時間がかかることがあります。

同居を始めたとき、同居を始める前のそれぞれの世帯の主な仕事と夫妻の職業

同居を始めたときの欄については、結婚式を挙げたとき、もしくは同居を開始したときのどちらか早いほうを記入します。西暦または元号のどちらで記入してもかまいませんが、生年月日などほかの欄の日付と表記が一致するようにしましょう。

同居を始める前の夫婦それぞれの世帯の仕事欄については、6つの選択肢からそれぞれ該当する職業をチェックします。たとえば妻となる女性が実家暮らしをしていた場合、その実家のなかでもっとも収入の高い人の職業を選びます。一人暮らしをしている場合は、自分の仕事に当てはまる項目をチェックしましょう。

夫婦の職業欄は、国勢調査が行われる年度に婚姻届を出す場合に記入します。記入が必要なときに無職の場合は、無職と記入してかまいません。

初婚・再婚欄

初婚か再婚の別の欄には、夫婦それぞれ、どちらかを選んでチェックします。再婚の場合は、死別あるいは離別したときの年月日を記入しましょう。内縁関係については記入しなくてかまいません。

たとえば、母子家庭になってからの期間が長く、夫と離婚した日をはっきりと思い出すことができないこともあるでしょう。この場合、戸籍を調べると確認することができます。または、役所に婚姻届を持って行ったときに、窓口で直接確認してみると良いでしょう。

婚姻届を出すときに、どちらか一報が再婚であっても両方とも初婚で出したいと考えるカップルもいるかもしれませんが、それは不可能です。役所で調べるとすぐにわかることであり、訂正されることなので、最初から正直に記入しましょう。

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