婚姻届が受理されたら:婚姻届受理証明書発行や戸籍反映

婚姻届の受理に関して、自分たちが直接役所へ足を運んだ場合には、その場で確認できますが、時間外に提出した場合は、後日、婚姻届受理証明書を発行してもらう方法があります。

住民票や戸籍謄本への反映は、本籍地かどうかや、提出方法等で異なります。1週間程度を見越しておくと安心かもしれません。一度受理された婚姻届は取り下げることができないので、離婚届を提出するか、家庭裁判所で婚姻無効の裁判を行うことになります。

受理の通知は来るの？

婚姻届が無事に受け付けされたかどうかを確認するには、どうしたらいいのでしょうか。そもそも窓口が開いている時間帯に、夫か妻、もしくは2人揃って出向いていれば、受け付けられたことがわかりますが、時間外の提出や代理人への依頼、郵送の場合を選択すると、どのような状態か通知でもない限りわからないと思います。(後日、通知という形で連絡が来ることはありません。)

方法として、婚姻届受理証明書の発行、もしくは住民票の取得があります。配偶者か自分自身の名前が筆頭者として記載されているか、申請した本籍地かどうかで判断できます。手違いや訂正で、日時が延期されてしまう事態を避けたいと思うのであれば、自分たちで直接届け出た方が良いかもしれません。

婚姻届受理証明書のもらい方

婚姻届受理証明書は、届け出た役所で発行してもらえます。手数料として、1通350円ほどかかりますが、金額は事前に問い合わせておくと安心です。婚姻届が戸籍に記載されるまでの間、時間がかかる場合があっても、これを取得しておけば、さまざまな場面で活用できます。たとえばどちらかが扶養に入る場合、この証書で申請します。他に銀行の名義変更等に役立ちます。

婚姻届受理証明書は、婚姻届を提出した窓口で、発行して欲しい旨を伝えれば、その場で用意してくれます。有料にはなりますが、上記のような使い道がありますし、地域によっては賞状の形で発行されたり、独自の素敵なデザインもあるようです。あらかじめ調べておき、特別な証書を記念にしてもいいでしょう。

住民票、戸籍謄本への反映にはどのくらいかかる？

提出した婚姻届が、住民票や戸籍謄本に反映されるのは、いつ頃になるか把握しておくと、ゆくゆく役立ちます。ちなみに反映されたかどうかは、通知等で知らされるわけではないので、注意してください。取り扱っている出張所等の機関で、発行して確認してみるのもお勧めです。

さて反映までの時間ですが、約１週間程度を見越しておいてください。早ければ１日で出来ますが、夫婦の本籍地がどこにあるか、住所との兼ね合いがどうなっているかで、記載期間が異なります。役所間で書類の受け渡しがあったり、土日や祝日等の時間外での提出でも審査にタイムラグが生じ、遅れる原因となります。スムーズな戸籍記載を進めていくために、事前に新本籍を置く役所で確認しておいても良いでしょう。

婚姻届の取り下げは可能？

提出した婚姻届を取り下げたい(離婚したい)と思った場合、可能なのでしょうか。残念ながら、たとえ当日中の話であっても、取り下げることはできません。では、どのような方法があるかと言うと、離婚届を出すことです。他に、今回の婚姻届が双方の意思ではなく、一方の勝手な行動等で無効にしたいのであれば、家庭裁判所で裁判を行ないます。この結果、婚姻無効を認めてもらうのです。

上記2点の手段を遣えば、取り下げや取り消しと同じ事になると思います。お互いがお互いを尊敬し助け合い、時には譲り合ったりして夫婦の絆を深めていけたら良いのですが、すべてが望ましいご縁とは限らないので、自分自身の人生を大切に考え、場合によって離婚や無効を選択してもらえたらと思います。

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