パスポートの名義変更:必要書類と手続き方法

パスポートの名義変更は、2種類の方法があります。有効期限を確認し1年以上残っていたり、査証欄が十分あれば変更申請でも受け付けてもらえます。しかし期限が迫っていたり、汚れや破損、査証欄の残りが乏しい等があれば、切替申請を行ないます。

パスポートと航空チケットの名義が一致すれば渡航できるので、旧姓のままでも問題ありませんが、宿泊先の名義を新姓でしてしまっていたり、病院にかかる際保険証の名義と違うとトラブルに発展してしまうので、注意が必要です。

切替申請と変更申請

パスポートは、旧姓から新姓等名義が変わり、名前のローマ字表記も変わった際や、本籍地の都道府県が変わった場合に手続きが必要です。有効期限が1年切っていたり、汚れや破損、査証欄の残りが乏しい等があれば、切替を行ないます。なお、旧姓から新姓等に名義が変わった時は変更でも受け付けてくれるので、どちらかを選択しましょう。

所持しているパスポートの有効期限に合わせたものが作られるので、もし残存期間を短いと判断する場合には、新たに申請した方が良いかもしれません。しかしながら、かかる費用が違うので、コスト面を抑えたいと考えるのであれば、選択肢は変わるでしょう。どちらにしても受け取りに1週間程度の日数がかかるので、余裕を持っておきましょう。

切替申請の手続き方法

切替の手続きには、手数料がかかります。10年用と5年用の2種類があり、20歳未満の場合は、5年用のみとなります。成人の場合10年用で16,000円、5年用で11,000円が必要です。12歳未満ですと、6,000円です。なお手続きに行った日が12歳になる誕生日の前日だった場合は、12歳とみなされます。

一般旅券発給申請書に必要事項を記入し、戸籍謄本もしくは戸籍抄本1通(家族で申し込む場合も1通)、写真1枚(半年以内に撮影された、規格通りのもの)、本人確認書類、所持しているパスポートを持って行きます。受け取りが可能になる日を提示してもらえますので、半年以内に出向いてください。そのままにすると失効してしまうので、注意が必要です。

変更申請の手続き方法

事前に書類に記入したい場合や、記載内容を確認したいのであれば、外務省のホームページからダウンロード可能です。手数料は6,000円かかります。所要日数は申込日を含めて最短で6日ほどですが、土曜、日曜、祝日は含まずに数えてください。なお受け取りに際し、代理人不可のため、必ず本人が足を運びましょう。

ちなみに本籍地が変わっても、本籍の都道府県が変わらないのであれば行なう必要はないので、不明点は問い合わせて確認しましょう。引っ越しに伴い、住所が変わった場合にも手続きの必要はなく、所持人記入欄を開き、二重線で住所を消して、新住所を書き加えてください。有効期限の残存期間次第では切替申請でも問題ありませんので、ご自身で判断してください。

ハネムーンは旧姓パスポートで行ける?

海外へハネムーンに向かうカップルは多いと思います。その際、旧姓でも新姓でも利用可能です。要は航空チケットと身分証明書の氏名が同じである事が重要なのです。しかしながら、もしクレジットカードの名義変更を済ませた上で、渡航先でカード支払いをしてしまうと、引き落としでトラブルが生じます。そのような心配をふまえて、支払いは現金にしたり、配偶者にキャッシュカードの使用をお願いするという手段もあります。

楽しい気分でハネムーンを過ごすためにも、上記のようなアクシデントに見舞われないよう、十分気を付けてください。結婚後も海外旅行へ行くような予定があるのでしたら、やはりこのタイミングで変更手続きを済ませておいた方が無難かもしれません。

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